なかなか眠れない 夜の端っこで お月さまが次の空へゆくころ ひとりきり遠い空の果て 聴こえてくるのは いとしいあの歌声 ひらひら落ちてゆく 眠る人たちの夢 雨上がりを歩く 今日は月の裏にゆくの 今はまだ覚めない夢 深い息ついて  僕も次へゆく準備 なかなか眠れない 夜の端っこで いつのまにか 今日の夢へゆくころ 目のうらの夢待ち 花火が色んな色たち 夢の真上に降り注ぐ きらきら 空の花 朝はいつ夢を見るの 雨上がりを歩く 今日は月の裏にゆくの 今はまだ覚めない夢 君の歌きいて 出来れば声に抱かれたい ひらひら落ちてゆく 眠る人たちの夢 夜に雨はやんだ空は雨を含んですでに潤った 君は目をつむり睫毛を伏せて 何色の世界を見るの? まだ覚めない夢