石月真名:うん しばらく止みそうにないから、こよりも一緒! 石月真名:うん 分かった お昼食べて帰るね 石月真名:お待たせ! 石月小依:お母さん何か言っていましたか? 石月真名:お昼食べてから帰ってきなさいって! 石月小依:すみません。。 石月真名:いきなり なに謝ってるの? 石月小依:こよりがいつ如何なる時でも傘持ち歩くようなよくできた妹だったら こんなことには。。 石月真名:どんな妹よ 私だって持ってこなかったんだから 気にしないの! 石月小依:はい! 石月真名:それよりも なに食べようか!ここシーフとか美味しいだって! 四方茉梨:あと 買ってないのも~ いっぱいあるなぁ~ ふぅ お願い もう少し降ってて! 石月真名:雨!早くやまないかな! 石月小依:でも先より小雨ですよね! 石月真名:ああ!本当だ!もうすぐ止むかな! 石月小依:御馳走様でした、大満足です! 石月真名:あ そうだ!デザートでも食べる? 石月小依:流石に、無理です 限界です! 石月真名:はあ!そのセリフ!千里にも聞かせてあげたいわ!ファミレスに来たら デザートご種類食べるから! 石月小依:すごいですね! 石月真名:千里と言えば この間変なこと言ってたな!教会がどうとか 石月小依:教会って町外れの教会ですか? 石月真名:そうそう あの教会 もう何年も前から誰も使ってないってことになってるんだけど~ 石月小依:違うんですか? 石月真名:何でも 真夜中に女の子の姿が窓に映るって噂があって 石月小依:あのう!もしかして ちょっと怖い話げですか~ 石月真名:それほどでもないかな! 石月小依:それならいいんですけど 石月真名:でね 噂話を確かめるために 千里と塔子が実際に見てきたらしいの 石月小依:それは大冒険ですね! 石月真名:流石に昼間だけどね でも 実際に行ってみたら 建物はボロボロで 入り口を錆び付いてて、とても人が 特に女の子がいるようには見えなかったって 石月小依:そうですよね そんなことと思いました! 石月真名:でもね 石月小依:なんですか? 石月真名:人がいなかったことはもしかしたら人じゃない誰かはいるのかも! 石月小依:(°言°) 四方茉梨:ちょっと買いすぎたかな~ でも いつか雨になるかわからないし どうしよう!雨弱くなってきた、お願いしたのに、まだやまないでって、あ~そうだ 久しぶりに公園通って帰ろう そこなら 雨が止んでも 屋根があるから 雨宿りの反対の言葉 なんって言うんかな 辻堂剛史:さて 一度戻るか これだけ買えば うちのお姫様戻るが気に入るだろう 辻堂剛史:繭子!確かに人目に付かないように隠れてろうと言ったけど ダンボールの中にでも入ってるのか 辻堂剛史:全く!どこにいたんだ? おい!繭子! 辻堂剛史:なんだ!このコイン箱 まさかこのなかってことないよな! 辻堂剛史:何をやってるんだ?繭子! 神河繭子:遅い!寒い!あとお腹すいた! 辻堂剛史:ちゃんと買ってきたよ!ほら! 神河繭子:体に悪そうなお弁当ばかり、せめてサラダとかないの? 辻堂剛史:その前にいい加減に出てきたらどうだ?ゴミ箱に食事するつもりか? 神河繭子:平気よ!先買った新品のポリバケツだから、切らたくない! 辻堂剛史:そういう問題でもないだとと思うんだけどな 神河繭子:サイズがちょうど良くて 辻堂剛史:だからって 神河繭子:それより 手掛かり見つかりそうなの? 辻堂剛史:それが皆目! 神河繭子:最低! 辻堂剛史:向こうを隠れてるからな 早々見つからないよ 神河繭子:代々何か宛があって探してるんでしょうね!隠れて場所とか分かってるの? 辻堂剛史:そうだな!どこかに都合のよく街から外れたところにある誰でも住んでない教会とか そんな怪しげな場所がいいんだけど 神河繭子:それでよなよな街を彷徨って ワイングラスでトマトジュースを飲んでるの? 馬鹿じゃいないの? 神河繭子:そんなに分かりやすい隠れ方 するわかないでしょう 辻堂剛史:ゴミ箱の中よりはありそうだけどな 神河繭子:馬鹿!最低! 辻堂剛史:雨 止んできたな 神河繭子:蓋閉めて寝るから 神河繭子:たけし! 辻堂剛史:なんですか お姫様!お礼 待たせないかったな 神河繭子:風邪 引かないようにね 寒いから 辻堂剛史:お!ありがとう! 石月真名:ごめん ごめん 怖がらせるつもりはなかったんだけど 石月小依:他のどんなつもりだったんですか? 石月真名:そう言われると 困るけど! 石月小依:困らないでください! 石月真名:ア~見て 雨!止んだみたい! 依人:姉さん!いる? 蒼乃:なに? 依人:晴れてきたから ちょっと出かけようと思って 蒼乃:まだ写真? 依人:うん 今 雲と空の境目がちょうどいい感じなんだ! 蒼乃:依人は空のことになると ちょうどいい感じではなかったためしがない 依人:えへへへ 確かに 蒼乃:早く帰ってこい! 依人:姉さん!俺の携帯知らない? 蒼乃:知らない! 依人:そうだよな どこに行ったんだろう? 蒼乃:知らない 依人:どこかで落としたのかな けさ 公園へ写真を取りに行った時は確かに有ったから 蒼乃:電話~ 掛けてみればいい 依人:そうだな もしかしたら 家の中でなくしたかもしれないし 四方茉梨:退屈!雨が降らないんだったら 早く日が暮れてしまえばいいのに 四方茉梨:うん!携帯? 依人:鳴ってるみたいだけど 誰も出ないな 蒼乃:場所にここのあたりはないの 依人:家じゃないとすると 公園か!公園行く途中か 依人:誰でもいいから 出てくれないかな 蒼乃:なくす方が悪い! 依人:そう言われると その通りなんだけど 依人:どうしようかな 蒼乃:そのままずっと鳴らしておけばいい 依人:そうだな! 四方茉梨:これいつまでな鳴ってるんだろう 四方茉梨:出るのと特に鳴けしてるの どっちがいいかな 四方茉梨:やっぱり鳴けるのまずいよね 依人:出ない!諦めるか 依人:ア!もしもし 四方茉梨:だれ? 依人:すみません!それは俺の携帯なんです、なくしたみたいで どこに落ちっていましたか? 四方茉梨:公園のベンチ、四連のあるベンチの下 依人:やっぱりあの時か すみません 電話を出てもらって助かりました、なかなか繋がなくて 四方茉梨:もう少し早く電話を出ようとしたんだけど 操作が分からなくて 依人:(;゚ロ゚) 四方茉梨:ボタン全部押したら 繋がったよ 依人:そうですか! 依人:すぐに取りに行きます!俺は森宮と言います! 四方茉梨:森宮? 依人:見つけてもらった お礼もしたいので もし時間があれば 待ててください 依人:見つかたから 行ってくるよ 蒼乃:依人! 依人:どうしたの? 蒼乃:日が暮れたみたいだから 気をつけて 依人:大袈裟だな ちょっと公園まで行ってくるだけだよ 元々写真を取りに行くつもりだったし 蒼乃:そう! 依人:でも 心配してくれてありがとう!すぐに帰ってくるから 蒼乃:そう! 依人「電話」:見つけてもらった お礼もしたいので もし時間があれば 待ててください 四方茉梨:お礼か どうしようかな お礼が何か気になるけど でも 関わらないほうがいいよね 四方茉梨:もう日が落ちたから 依人:このあたりだと思ったんだけど 依人:あ!有った!よかった!でも 依人:せっかく買ったのに 俺 待たせなかったな 四方茉梨:随分と遅くなったけど ちょっとだけ楽しかったな 四方茉梨:ただいま! 四方茉梨:一人ぼっちのこの場所で叶うことの内大きな願いひとつ だから せめて小さな願いだけを空に託して また雨が降ります様に Sola