作词 : 双叶双一 作曲 : 双叶双一 迂闊から迷宮にはまり込んだ 自縄自爆の晩年に ああなんとも追憶の幕なしに蘇ること蘇ること とうに悩みは絶えました 陽気な母方の血によって それで僕はこれからさわぎに行くところ 君も連れて行ってあげようか? イン・ザ・ナイト・マイ・フェスティバル 大人 も 暇 なら 子供も 暇 だ 大人 たちは全員子供みたいな椅子の 高さで食べている 老人たちは可愛いニンフェットたちと ニッケル渡しをしている 子供たちは男の子と女の子に分かれて 綱引きをしている ここには人間が全員いて 全員とも酔っぱらい そのほとんどが犬を連れ 末広がりの歌が歌われる 僕はスキップして表通り 白装束に身を包み 一人ミュージカルに没頭している 僕は仲良し一人組 運命は決して僕を太らせてはくれない 僕のもの忘れ  僕の速記係 10日おくれの思いつき 饒舌と寡黙のくり返し ほらまた僕が僕を笑わせているよ イン・ザ・ナイト・マイ・フェスティバル “腹痛にロマンスを与えた初めての詩人ここに眠る” 桜舞う墓碑の上 大学生が全力で彼の詩を暗唱しているが みんなぜんぜん春爛漫じゃないのだ “もよおせど  もよおせど われ、覗かれ” イン・ザ・ナイト・マイ・フェスティバル そして今度は薄化粧 雨粒の1粒1粒に音符をつけてあそぶ 僕には天気にかかわらず いつも雨傘が必要なんだ 皮膚はほてって枕はひんやり 犬が黒い闇に向かって吠えるなら どうして僕にそれができない どんな鍵でもひらく僕の部屋のドアー やわらかな気持ちを感電させた エレクトリックベッドの夢の上で ところかわって遊園地 水玉模様の神々を 祭った漫画の祭壇で サングラスの男がソフトクリームを舐めている 恥辱に耐えきれず今  公衆トイレに泣きに行った 乙女と、彼はメリーゴーランドしたいのであった 彼女をつけ回す彼をつけ回す私 するとコースターが 轟音を響かせて脱線していく 今絶対に死んではならない人たちをたくさん乗せて すると男の目にはキラキラ星が見えてしまう いつまでも消滅しない  彼の飛行機雲のような イン・ザ・ナイト・マイ・フェスティバル ついでに僕は友人ユヤーン・ユヤーノヴィッチの 空中ブランコ大サーカスをみに行った 彼は吹き替え版で話す 「世界で何が起きていようと  私にはなんの意味もありません 私はただ、とぶだけです いいブランコから いいブランコへ… ほら、あっちのブランコのなんとエレガントなこと! はやくとびつきたい! 教えてあげましょうか  人間の体とは サーカスをするためにあるんですよ きみも一度体験しておきませんか? どっちに転んでも淋しくならないようなやりかたで」 かつて人生を棒高跳びで 逞しくとびこえて いけたかにみえて生徒たちは今 成長してお母さんの背中であたたまっている 回文製作台としての彼らの机はもうない 彼らに釣られるまぬけな魚ももういない 走っても走ってもつまづく  アシンメトリーな 足をもった これらすべての者たちに 校長先生からあざやかな めん! さて、怒りの赤ん坊はやがて 初任給で何を買う? イン・ザ・ナイト・マイ・フェスティバル ○月×日  曇り のち 曇り マリー ちゃん は 最近 引きこもり 思うに、目が良すぎるのだ それをマリーちゃんのママに教えに行った 「謎はすべて解けた! さあ、分けてあげましょう、私の闇を くもらせましょう、澄んだその目を ふらせてみよう、涙の雨を… いや、失礼、私は病んだり悲しんだりなどしている者ではありません ただただ、暗い者です」 「はいはい」と 二度頷いたマリーのママ イン・ザ・ナイト・マイ・フェスティバル けれど娘の焼却炉には 毎日たくさんの人が 来て捨てて帰るので 娘はもう何を見ても何も思わないし 髪型も まるでやる気がありません」 僕は蔦の茂るバルコニーの中 シチューのように彼女を思っている 彼女はまるで月のよう、いつも同じ部分しか見せてくれない (ああ横顔、あなたはなぜよこがおなの?) 彼女は初雪が降った日でさえ まるでだれにも優しくありません せっかくあげてやっているのにだあれもみていない かなしい花火師たちでさえ欠伸しているよ 僕は人聞きの悪いことをいう専門職人 この道でなんとか食べていく方法がないものかと あれこれ考えている いずれにせよ 僕は断じて打ち上げよう 火と言葉の旋律で 集まれ!ここは僕みたいな奴にとっての楽園 昼間でも夜空なので 土曜 ズボン 懐かしく 膨らん だ 臥 待ち月の球場で ああなんとも男たちのストライクの入ること入ること 響くこと響くこと  革グローブの硬く鍛わった ボールを吸い込むその音の なんとも下腹に響くこと響くこと 長いこと長いこと  マウンド上から枝分かれする その手足の 何ともすらりと果てしなく伸びること伸びること さあこれでおしまい いい残すことは何もない 一寸の悪ふざけのつもりが  地獄のように度が過ぎた これらはすべて 乱視のフィルターを通して 見てきたもの そして今  戻ってきた門の前で ついに舌を抜かれ まるで男にされた気分 この先どんな退屈にも耐え抜くことが できるほどの 長く骨の折れる仕事を やっと片づけたわたし イン・ザ・ナイト・マイ・フェスティバル