夏の終わり 一人きりのカフェ 窓の日除け長い影の帽子 壁の時計針が ああ切れても 来るはずない人をずっと待った 誰が 何を言ってみても 自分自身 気づかなくちゃ失恋できない 螺旋状の涙 くるくるくる落ちて 過ぎた日々駆け下りて 螺旋状の涙 くるくるくる落ちて ああ 時の中に ああ 溶けてゆく 悲しみ カプチーノが冷めてしまっても 口をつける勇気さえもなくて 昨日よりも 明日のことを 忘れたいと願う私 今でも本当は 遠い夢の影が ユラユラユラ 揺れて 思い出が止まらない 何かを知りたくて 何かに怯えてる ああ 愛の痛み ああ 残してた この胸 螺旋状の涙 くるくるくる落ちて あの頃をもう一度 螺旋状の涙 くるくるくる落ちて ああ 時間かけて ああ ゆっくりと さようなら さようなら