狂い立つ雲 薙ぎ払うは 闇に住まう妖かしの人 君よ如何か在るが儘咲き 夜に舞え気高き桜花 憂い抱く枝の葉陰に 蠢き出す誰が人の怨 残像が現を求めて 密やかに繰る傀儡を 何故、人は愚かしく 己の欲を剥き出すのか 何故、君は身を捧げ 儚い生き方を選ぶのか 風に觸め星を詠める 巫女と崇めた人々は いつか己の利だけを 求め君を囚えた 君が望むなら紅00蓮の炎で 仇為す全てを無へと還そう 踏み躙られた清らかな心は 呪怨纏う 美しき鬼と生れ 何故、時は終焉をえる為 降り注ぐのか 何故、君はその生を守るために痛み耐えるのか 力を無くした少女 罵る愚かな人々 空の惠みを求めて生贄に差し出した 空と大地を震わせる雷鳴 我が怒み 憂い 悲しみと知れ 踏み躙られた清らかな魂 怒りを沈めたまえと闇に泣く 君が望むなら穢れた大地を 尊い命の咲く地としよう 我が身に寄り添う清らかな巫女よ 桜華となり永遠に狂い咲け 狂い立つ雲 薙き払うは 闇に住まう妖かしの人 君よ如何か在るが儘咲き 夜に舞え気高き 憂い抱く枝の葉陰に 蠢き出す誰が人の怨 残像が現を求めて 密やかに繰る傀儡を