更ける闇とともに 映し出される二人 嗚呼 実に危うき闇 互いの刃交わす度に 弧を描く白に挿すは紅 群青の空に溶け込むは瘴気 渦巻く狂気と 共に堕つ (蠢く狂気と 共に逝く) 許される安寧は 「死」 嗚呼 実に美しき月夜 実に美しき其方 「嗚呼 願いが叶うならば 其方をこのまま 奪いたい」 来世の夢を見ている 現世に見ることのない 其方の姿 誰よりも近く この眼に焼き付ける… 「雌雄」は決す 愛するものを抱きしめ 刃を抱きしめ 業を背負って見据えた 最初に見たのは 姿 最期の姿 死線を越えた先は地平線 幾人も殺めたこの世界 今ひとつに戻ろうとする 二つの悲しい魂 この刃で朋に「逝こう」 逢瀬は来世 追う者も無し (現世で叶うことの無い) …願わくば… ……願わくば……