晴れた夕暮れの町 少し足早になる 逸る「はやる」気持ち抑えて 君の姿を思う 湿った風が頬を撫で回った 秒針「びょうしん」が重なる まるで時計でいくよう 黒く染まるこの空 滲む星を眺めて 君を探し続けた 夕方の添って触れた君の手 心 揺さぶる「ゆさぶる」をどうが聴こえだよ どんな暗い夜も 君となら歩き出せる ひみぐたいこの音 心の音を重ね 薄明「はくめい」ないようにと 繋いだ手から伝わる 暖か「あったか」な温もり決して離さないよ 導引「どういん」ずにいる人並み 増えた方が切ない 赤く灯る常人「じょうじん」 輝く欠片集めた 大空に咲いた大きな花 君と 見上げたとの瞬間を キラキラと舞い散る 左手を伸ばしたなら 赤くふり注いで 一瞬で消えていく 好きだよの一言 心の奥で呟く「つぶやく」 言いかけた言葉を 粒んで歩いてた 君のふうと囁いた 深い藍色「あいいろ」に咲く 黄色の花はあの夜空見たいた ずっとこのまま 眺められばいいのに キラキラ咲き誇る「さきほこる」 花に手を翳した「かざした」なら 目の前で微笑む 君に降り注いだ「ふりそそいだ」 どんな暗い夜も 君となら歩き出せる 夏が終わりをつけ 季節が廻っても