[00:15.13]本棚の一番上に静かに息をしている [00:31.69]青いふちどりの昆虫図鑑 [00:41.41]ページのどこかに挟んだ手紙が [00:50.44]誰かの膝にハラリと落ちた時 [00:58.84]それは私の時計になる [01:11.34] [01:13.73]セカイの愛とか夢とか [01:20.39]通りすがりの他人のようで [01:26.95]この指にはまらないモノ [01:33.14]私には見える 私には見える [01:43.07]見える 見える 見える [01:47.79] [02:07.75]硝子の花瓶の向こうに揺らぐ [02:19.36]重ねられてた本に眠る文字 [02:29.22]置き去りにした雨の自転車を [02:39.01]絵に描いたように言葉にできたら [02:46.71]放課後の光が優しいこと [02:56.60]もう一度知る [03:04.27] [03:06.55]昨日の雨に乾かない冷たいシューズ [03:16.23]その違和感を感じても [03:22.69]それもまた半分望んでいることを [03:30.64]言葉にしたいから [03:35.60]一冊の本のように [03:40.53]言葉にしたいから [03:46.83] [04:05.00]私には見える 私には見える [04:14.72]私には見える… [04:35.82] [04:38.22] [04:40.07]おわり