黄昏れてく古いシャトウ 晩さん告げる鐘の音 そんな気分で キャンドルに火をともす 恋しい人来ない夜は 一人きりのこの部屋で 秘密めかして 時を過ごすセシル 燃えるようなワイン飲みほし 服を全部脱ぎすてて 鏡に映るもう一人のわたし 熱い胸抱きしめる まだ少女のままの今日と 女になる明日の間 恋しい人に満たされて 別離にも憧れている 窓をたたく銀の雫 見つめながら想ってる 雨に打たれて 強く抱かれてみたい 日記帳の白いペッジ 恋しい人のイニシャルを いたずらに書いて 口吻けてみるセシル あの人の香りを残す ベッドで今夜一人眠る 目覚めればそこにどんな 出逢い待っているの 重ねた別離の数だけ 女は美しくなれる あの人が教えてくれた めくるめく甘い世界 まだ少女のままの今日と 女になる明日の間 恋しい人に満たされて 別離にも憧れている