あたたかい胸に抱かれると 闇が白い炎になる 愛するふたつの生命(いのち)が溶け合う たおやかな夜ね ねえ私なにもこわくない 運命が持つナイフさえ あなたと眠ってめざめるそのたびに もう一度生まれるの Rememberなんて美しい白夜 すべてが赦されるひととき あんなに明日を信じる人たちの群れが ゆるやかにやすらかに 夢を泳ぐわ おしゃべりな腕が黙り込み あまい寝息をたてる男(ひと) コーヒーの香りで私を起こしてね 見つめててあげるから Rememberなんて美しい白夜 貧しいわ生き急ぐ生活(くらし)は 星屑みたいにまたたく窓の灯が ささやかにたくましく 時をきざむの Rememberなんて美しい白夜 二度と会えなくなるその日まで あなたと生きたい 今日よりもあたたかい明日を 信じて Remember Me, Remember Me