作词 : 阿木燿子 作曲 : 宇崎竜童 訃報を受け取り たどり着いたのは 異国の小さな 港町 書きかけの自画像 残された部屋で 私の知らない あなたと向き合う 教会 十字架 鐘の音 迷路のような石畳 迷い込んだら 出られない 思い込んだら 出られない 答えて 答えてよ どうして 一人で 行ってしまったの 娼婦にも 聖女にも なれなかった私 あなたを癒すことも できなっかた 人生は 苦しみと いつも背中合わせだと 耳元で こっそりと 誰かが歌ってる あれから出会った 男たちならば 記憶がぼんやり 滲んでる その都度あなたの 面影追いかけ 固く目を閉じて 揺られていたから 灯台 海鳴り 断崖 坂道上がる石畳 息を切らして 一休み 声を殺して 独り言 泣かせて 泣かせてよ 海原 見下ろし 地団太を踏んで いつまでも 少年で 夢追い人だった あなたを包み込んで あげたかった 思い出に 縛られて 生きるのは疲れるから 忘れたら 楽になる 心が叫んでる 黒い服ばかり 着てちゃだめだよと 隣の女将さん 肩叩く 気が付けばいつか ここに住み着いて 根無し草のまま 日々が過ぎてゆく 野良猫 ひまわり 路地裏 躓きかける石畳 行き止まりなら 引き返し 行き倒れたら 眠るだけ 教えて 教えてよ どうして 私を 置き去りにしたの 少女にも 悪女にも なりそこなったから 甘えてそばにいてと 言えなかった まだ早い 来ちゃだめさ きっと光の向こうで もう少し 頑張れと あなたが笑ってる