右向いて眠るくせ 少し猫背に歩くくせ くり返す毎日に あたりまえの風景 間の抜けた空返事 右手の爪をいじるくせ けんかしたその夜は 妙にしゃくにさわるの そんなあなたがふいにここから 居なくなること思ってみた 嫌いなはずのななくせが 急にいとしくなった 思い出も約束も 悪気はなしに忘れてる のんびりとせっかちの 終わらぬ恋物語 いつか二人が時のはざまで 遠く離れてしまったなら 見慣れ過ぎてたななくせに 涙こぼれてしまう 明日あなたがふいにここから 居なくなること思ってみた 嫌いなはずのななくせが 急にいとしくなった この気持ちときどきは 取りだして眺めてみるわ くり返す毎日が きっと輝きだすよ おわり