晩夏に人を愛すると 哀しみだけが 深くなる 水に映った青空に 残った 銀の三日月が 涙がそして 溢れるたびに こわれます 晩夏に人を愛すると 哀しみだけが 深くなる 人恋しさに 立ちどまり 見上げる 蒼のまぶしさに 星の命と愛の命を かさねます 晩夏に人を愛すると 哀しみだけが 深くなる 薄紫の夕空に 暮れる季節を思うたび 人の心と 愛の行方を たどります