北の最はて船追いかけて カモメ一羽がついて来る 振りきれ振りきれ恋みれん 砕けて砕けて沫になれ いまも切なくわたしの胸に 残るあなたを捨てにゆく (間奏) 好きな想いが恨みにかわる こんな悲しいことはない どうしてどうして出る涙 女の女の意気地なさ クイン宗谷のデッキにひとり 鉛いろした沖を見る (間奏) 利尻まわりのちいさい旅路 あれは礼文の島かげか 振りきれ振りきれなにもかも 東京東京ふり向くな せめて今夜は静かな宿で 夢をみないで眠りたい