さくら:待ってえ、李君、待ってよ 小狼:なんだ? さくら:しゅ、しゅ。。。 小狼:しゅ?呪えの珠か?(推測) さくら:お、ち、ち、違う違う さくら:宿題だよ、図工の宿題 小狼:あ? さくら:先週の図工の時間に出たでしょ、宿題 さくら:後ろと前の席同士、二人一組でお互いの顔を描いてくることって 小狼:。。。 さくら:覚えてる? 小狼:まあな さくら:先週李君すぐ帰ちゃったから、私全然書けてないの、李君もでしょ? 小狼:あ さくら:今ちょうと昼休みだから、やちゃうない? さくら:このままたと宿題できないよ さくら:私も困るけど、李君も困るでしょ? 小狼:仕方ない さくら:いい天気 小狼:あ さくら:どっか遊びに行きたい気分だね 小狼:遊びに行ったら、宿題できないだろう さくら:あ、その、本当に遊びに行くんじゃなくて、気分の話しで、あの 小狼:さっさと宿題するぞ さくら:は、はい さくら:ね、李君 小狼:なんだ? さくら:李君で、目大きいね 小狼:お? さくら:睫もながいし 小狼:な、な、何言いてんだ? さくら:本当に長いもん、ね、李君で兄弟いるの? 小狼:いる さくら:へえ、なんにん? 小狼:姉が四人 さくら:四人!いいな、賑やかそうで 小狼:賑やかなんでレベルじゃない さくら:ほえ? 小狼:何でもない さくら:ねね、李君はお父さん似?お母さん似? 小狼:父上の若い頃によく似ているらしいが さくら:へえ、会って見たいな、李君のお父さん 小狼:父上は、俺が小さい頃亡くなった さくら:ごめんなさい 小狼:別に さくら:本当にごめんね、でも、私と一緒だね 小狼:何がだ? さくら:私はお母さんに似てるんだって、でも、お母さん小さい頃に亡くなったから、よくわからないの 小狼:そうだっだのか さくら:あ、でもでも、家にはいっぱいお母さんの写真あるから、李君とこも? 小狼:ない さくら:え?なんで? 小狼:色々あるんだ さくら:ほえ〜 小狼:できた! さくら:もうできたの?李君早い! 小狼:お前が遅いんだ さくら:待て、行かないで、もうちょっとだけ  小狼:さっさと書け さくら:ありがとう!もうちょっと、ね、ね?あと顔だけだから 小狼:顔だけで、それ全然書けでないのと同じじゃないか? さくら:あ、違うの、本当にもうちょっとなの 小狼:そんなちょっとじゃないだろう さくら:お願い、ほら、もうちょっとでしょ、だから、 小狼:時間がないだ さくら:もう少し待って、ね、ね? 小狼:仕方ない さくら:ありがとう!えと、えと、