じれったいほど あの娘のことが 泣けてきやんす ちょいと三度笠 逢うに逢えぬと 思うほど 逢いたさつのる 旅の空 ほんになんとしょ 渡り鳥だよ 投げて占なや あの娘のもとに 飛んで帰れと ちょいと賽のかず 惚れた弱味の うらの裏 賽の目までが お見通し ほんになんとしょ 渡り鳥だよ 雪の佐渡から 青葉の江戸へ 恋を振り分け ちょいと旅合羽 意地と喧嘩にゃ 負けないが あの娘が おれの泣きどころ ほんになんとしょ 渡り鳥だよ