兄貴が彼女を連れて来た - 南野陽子 (みなみの ようこ) 白いワンピースで俯くその人は 清楚で優しそうなの ただ兄貴より背が高いのに 苦労耐えてるママと 無口になるパパと 張り詰めたこと一時 気まずいムードのリビング 喉のまに私の自慢の兄貴が 欲しいなら これくらいの溜息なんかに 沈んちゃダメよ 大人はいつでも 頭が硬い生き物だから 普通の形で決めたがるの ふらり伸びた手足 製パン縮めれる 角が吹いてる音に気づいたまま そっと微笑み 若い頃パパたちは 興味お閉じてくれ 反対のに超えたんでしょう 確か前に来たわ ノートの前に こともの頃のアルバムを 見せるわね あとは兄貴に任せて 打ち解けてしまいましょう 魅力の君では 物差しじゃなく真心だもの パパだって本当は分かってるのよ 大人は誰でも 経験積んだ先輩だもの 微笑む愛に見つけ出すわ