作詞:榊原香保里 作曲:尾方伯郎 編曲:尾方伯郎 遥かに翳む灯台 いつか歩いた 吹きすさぶ冷たい風に押される様に 人気のない雪の町 君の俯いた横顔見ていた あれから幾つも季節が流れて また暗い冬の夜へと帰って来たの 小指の先に絡まる哀しい糸を  ひとつずつほどいてゆく 窓の外は白く煙って  このまま眠るのが惜しい様な静けさ 今夜はひとりで夜明けを待つのよ 窓の縁 滲んだ雪は遠い日の色 日毎に濃くなる冬の匂いが街に降り積もる度 何故だか逢いに行けずにいた あなたはいま何処にいるの 私は今夜もこうして夜明けを待つのよ 窓の縁 滲んだ雪は遠い日の色 あれからいくつも月日が流れて  くりかえす夜のすき間に沈んで行くの 夜明けの冬へ いつかの冬へ