月洩るる窓の下で あなたを待てば 愛しても 愛しても 心は遠く TAXIの止まる音が 裏切るたびに ひとつずつ ひとつずつ 涙がふえる あゝ 何故 恋に あゝ 何故 女に あゝ 何故 人の世に 抱かれても 抱かれても また抱かれたい あなた あなた あなたに… 花冷えの 指の寒さ あなたは何処に 逢いたくて 逢いたくて 心が走る 電話さえ せめて鳴れば 着替えも出来る 口紅を 口紅を ときめく色に あゝ 何故 愛に あゝ 何故 男に あゝ 何故 まぼろしに 抱かれても 抱かれても また抱かれたい あなた あなた あなたに… あゝ 何故 恋に あゝ 何故 女に あゝ 何故 人の世に 抱かれても 抱かれても また抱かれたい あなた あなた あなたに…