知らぬ間に何処かへ落としてしまったの 空(から)の体だけ残し 善と悪さえ綯(な)い交ぜの意識を 手繰り寄せた優しい腕 眠りにつくまで傍に居て 温もりを私に分けてよ 例えばそれが犠牲の上立っていても 闇を受けいれる強さ 逃げようとする弱さも愛しい 箱庭からはもう出られない 少しだけ背伸びしてみたかっただけなの 何も得る事はできず 今日は昨日の続きじゃないんだと 教えてくれた優しい人 眠りから覚めたらすぐ 抱きしめて確かめさせて欲しい 私がここに存在するその意味を 寂しそうに笑うあなた 焦燥感が自分のせいだと 知っていてもこの手を離せない 永遠の 眠りにつくまで傍に居て 温もりを私に分けてよ 必要のものすら全て失った手に たくさんの荷物乗せて 落とせない喜びや悲しみさえ 背負ってあなたと生きていくの