また信じてた良識が 揺らぎ始める 「耳塞ぎ 目を閉じたい」 ばかりあるから 表向きの評価で やり過ごしては 裏側の偽りが 笑い続ける いつしか慣れて 当たり前になって 本当は迷宮を 抜け出せずいるから 片方の天使が 都合いい言葉を 片方の悪魔 甘い夢で誘うから また受け売りの成句で 視線集めて 空っぽの偶像に しがみついてる 逆さまにしてみても なにも出て来ず あべこべの感情に 笑うしかない 「きっとこんなんじゃない」って 言い聞かせてる いつしか引いた矢を 自分に向けるように 吐いた言葉すら 空気となりまた吸う もがきもがくほど 絡まりつく糸みたいに 優しい言葉でも 虚偽ばかりに思え 涙溢れても 頬を伝わなくて 片方の天使が 都合いい言葉を 片方の悪魔 甘い夢で誘うから END