「プロローグ」 作曲.編曲:折倉俊則 古(いにしえ)は 人々(ひとびと)の未来(みらい)に 何(なに)を問(と)い 何(なに)を求(もと)めるのだろう 石碑(せきひ)に刻(きざ)んだ その詩(うた)を語(かた)ろう 太陽(たいよう)のウルと月(つき)のセシア 水面(すいめん)に映(うつ)る姿(すがた)は同(おな)じ ふたりでひとつの美(うつく)しき光(ひかり) その二人(ふたり)分(わ)かつのは ひとつの翼(つばさ)だった 背(せ)に現(あらわ)れしその運命(さだめ) 神(かみ)の証(あかし)得(え)るのは ただひとり でもふたり いずれも神(かみ)の子(こ)かいずれか悪(あく)の子(こ)か 神々(かみがみ)の祝福(しゅくふく)は 苦(くる)しき重石(おもし)になり ついにはふたりを引(ひ)き裂(さ)く ふたつめの翼(つばさ)には 人々(ひとびと)の戦慄(せんりつ)が 闇(やみ)の枷(かせ)を与(あた)え 海(うみ)の泡(あわ)と消(き)える 悲(かな)しき物語(ものがたり)は ふたりの愛(あい)の悲劇(ひげき) 永久(とわ)に続(つづ)く 終わり