右も左もわからない道 手探り歩く このまま朝が来ない気がした 不安が色を増す 救いたいという声を 木々をくぐる風が今 空しくかき消した I wish. とてもささやかな願いひとつでも この森では悲しいほど大袈裟に映える Despair. 嘲笑う声も聞こえなくなって 広いはずの空が飲みこまれる 舌なめずりをしながら遂に核心を貫く 救えるなど なんて傲慢な罪と罰を今 受けよう「メシアガレ」 なぜ後の続かない言葉を敢えて 闇の中で呟いたの…誰に伝えたくて? 秘め事は知れてしまえば価値問う間もなく 消え失せていく 木枯らしに吹かれて 欲しいのなら奪い尽くせばいい 抜け殻になっていく…玩具のように… ねぇそれでいい? Honest. 鳥も虫たちも鳴くのをやめた 静寂の夜 枯れたはずの涙ひとしずく 今 深い深い森で眠っているだけ いつかきっと夜明けがくるから 心は渡さない 【 おわり 】