咲いた咲いたよ春の花 晴れ渡るデイゴの咲く小径 涙こらえて手を振った 母親の姿がありました 夢見てたようにはままならん 生きるむずかしさ知りました いつからか都会の渦の中 親のお金遊びに消えました 島で過ごした夏休み 空港に駆けつけた父が 手渡したのは土がついた お金でした 親ぬ情けも知らないで わがままな娘を許してと 泣き泣き手を振る私に ‘体だけは大事にしなさい’と 咲いた咲いたよ春の花 澄み渡る心に咲きほこり 親ぬありがたみ肝染みてぃ 赤く咲いたよ我見ぬ花 真っ赤なデイゴ咲く花道