朝もやの中 目覚める世界 木の葉を滑る 生命の雫 言霊たちが 微笑ながら 人の願いを 抱きしめ漂う 蒼い空に今 浮かぶ白い月 流れる雲に 包まれ やがて消える 囁きは 風に舞う 唇は 消えて行く 少しづつ 気付いてる これは 夢 緑が萌える 安らかな瞬間(とき) 水の薫りは 懐かしい記憶 煌めく風は 季節を運ぶ やがて宇宙(そら)へと 帰って行くでしょう 過ぎて行く日々に 秘めた想いだけ 連れ去る腕に もたれて 涙こぼす 白日に 晒された 秘密さえ 愛しくて たたずんだ 足下が 溶けてゆく