淡(あわ)く霞(かす)んだ 短(みじか)い軌跡(きせき) セピア色(いろ)の海(うみ)に堕(お)ちてく 伏(ふ)せた睑(まぶた)を そっと濡(ぬ)らし 震(ふる)える肩(かた)を抱(だ)く 遥(はる)か遠(とお)く遠(とお)く 何度(なんど)でも手(て)を伸(の)ばした 胸(むね)にある暖(あたた)かい気持(きも)ちが どうか解(ほど)けるまで ああ 果(は)てなき空(そら)へ 想いを繋(つな)ぐほど 进(すす)む時間(じかん)が 虚(むな)しくなる この瞬間(とき)をただ 愛(あい)せたならば 何(なに)が変(か)わっただろう やがて 流(なが)れてく ‐悲(かな)しみさえ 今(いま)も夢(ゆめ)の中(なか)を 漂(ただよ)うハナビラ 吹(ふ)き抜(ぬ)けた風(かぜ) 穏(おだ)やかな夜(よる) 乾(かわ)ききった涙(つゆ)の名残(なご)りと 薄(うす)れた影(かげ)に 一歩(いっぽ)だけは 遠(とお)ざかった気(き)がした 遥(はる)か遠(とお)い雲(くも)に 描(えが)き出(だ)す地図(ちず)はいつも 彩(いろど)りの欠片(かけら)を満(み)たせず ひとり 待ち惚(ぼう)けの まま 色褪(いろあ)せた空(そら) ひかりが飾(かざ)るまで 両手(りょて)を重(かさ)ね 祈(いの)りたいの 浅(あさ)はかすぎた 绝望(ぜつぼう)の痛(いた)み これ以上(いじょう)には もう 何(なに)も 聞(き)こえない ‐どんな過去(かこ)も 无(な)かったことのように出来(でき)ない 心(こころ)は 優(やさ)しい声(こえ)も あの笑颜(えがお)も もう二度(にど)と 戻(もど)らないのなら 降(ふ)り止(や)まぬ雨(あめ) 心(こころ)を満(み)たすように 静(しず)かに一瞬(とき)お 刻(きざ)んでゆく もう少(すこ)しだけ 愛(いと)しい闇(やみ)に 触(ふ)れてたかったけど 今(いま そう動(うご)き出(だ)す 煌(きら)めくひかり いつかと同(おな)じように 歩(ある)けるときが 来(き)たのだろう ひとりきりにはならないことも 分(わ)かりきってたのに ずっと 寂(さび)しくて… 見(み)つからない たったひとりを 見(み)つめ続(つづ)けてきた すべて 流(なが)れてく ‐記憶(きおく)の中(なか) そして生(う)まれ変(か)わる 未来(みらい)へ進(すす)むよ らら…lala…… ここから