[00:30.990]午前二時 フミキリに 望遠鏡を担いでった [00:36.780]ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい [00:41.840] [00:42.850]二分後に君が来た 大袈裟な荷物しょって来た [00:48.660]始めようか 天体観測 ほうき星を探して [00:53.860] [00:54.860]深い闇に飲まれないように 精一杯だった [01:00.270]君の震える手を 握ろうとした あの日は [01:04.879] [01:05.880]見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ [01:11.580]静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ [01:17.440]明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった [01:23.230]「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけていた [01:28.0] [01:29.0]気が付けばいつだって ひたすら何か探している [01:37.780]幸せの定義とか 哀しみの置き場とか [01:42.520] [01:43.520]生まれたら 死ぬまで ずっと探してる [01:48.0]さぁ 始めようか 天体観測 ほうき星を探して [01:54.200] [01:55.200]今まで見つけたモノは 全部覚えている [02:01.200]君の震える手を 握れなかった痛みも [02:05.850] [02:06.850]知らないモノを知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ [02:12.550]暗闇を照らす様な 微かな光 探したよ [02:18.370]そうして知った痛みを 未だに僕は覚えている [02:24.200]「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている [02:34.880] [02:35.880]背が伸びるにつれて 伝えたい事も増えてった [02:42.160]宛名の無い手紙も 崩れる程 重なった [02:46.700] [02:47.700]僕は元気でいるよ 心配事も少ないよ [02:53.70]ただひとつ 今も思い出すよ [02:57.410] [02:58.410]予報外れの雨に打たれて 泣きだしそうな [03:05.30]君の震える手を 握れなかった あの日を [03:09.980] [03:10.980]見えてるモノを 見落として 望遠鏡をまた担いで [03:16.380]静寂と暗闇の帰り道を 駆け抜けた [03:22.400]そうして知った痛みが 未だに僕を支えている [03:28.380]「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている [03:33.130] [03:34.130]もう一度君に会おうとして 望遠鏡をまた担いで [03:39.990]前と同じ 午前二時 フミキリまで駆けてくよ [03:45.670]始めようか 天体観測 二分後に君が来なくとも [03:50.620] [03:51.620]「イマ」という ほうき星 [03:51.630] [03:53.880]君と二人追いかけている [03:57.570] [03:59.590] [04:12.310]