北の空から消えた雨音。 数え続けた羊の数は 1万を超えたというのに、まだ眠れない あなたの声に耳をそばだて、 その告白を黙って聞いていた。 断続的に光るビルの最上楷にいる夢を見た。 この街を見下ろしたのは誰のために? あなたの声に耳をそばだて、 その告白を黙って聞いていた。 あなたの声が頬をかすめて、 この身体の中、静かに入ってきた。