空色の空と木々の緑 不意に感じられる町の匂い 移り行く時を抱き締めるような 瞬きの中に夢を見ている 触れ合える確かさを失くした時は 心の声に問い掛けてみる 俯かず前を向き 言葉にしてみれば その思いは きっと伝わる 変わり行くことで 変わらないものと 消えて行くことで よみがえるものと その姿形は違うけれど この町も同じ夢を見ている 道を行く 人々のざわめきの中 ふるさとの旧い訛りを聞く ありふれた毎日が いつもここにある その眩しさに 目を細める 大切なものに 気付いたとき 惹かれあうことは ひとつに重なり そしてまた 季節はめぐりくる いつもと同じ いつもとは違う 二つとない夢に 満たされる