青空 届きそうな低い雲は 雨の忘れ物 ずっと二人 飽きることなく 見てたね 木漏れ日 黄金色の光浴びて 君は微笑んで 秋の風を 身体で感じてた 涙ふわり 雫色 切ない想い 封じ込めたまま 君の小さな両手 そっと引き寄せて 薬指を重ねあい誓った あの約束 僕の虚ろな背中 大地に朽ちても あの秋(とき) 君に託した想いは今も あの空に 夕闇の影法師 夏の名残 秋のひとかけら 西空には まだ若い三日月 心ふわり 夢うつつ 夜の帳が 全てを包んで 紅葉舞い散る道を 月が照らし出す 色のない風が運ぶ 二人の淡い未来 悲しく澄んだ川を 流れる木の葉と 同じだけの言葉を伝えよう ずっと君だけに 涙ふわり ふたしずく 叶わぬ願い 静かにこぼれて 僕の小さな嘘と 君の泣き寝顔 もう後戻りはしないさ僕は君を守る このまま時が過ぎて 夜が明けたなら 僕らの生きた証を刻もう 狭い青空に