生きるから 羽根などなくていい 歩くから 飛べなくてもいいの 触れないで ひとりで立てるから もう二度と探さないで 必要ないのに空を仰いだ 幸せ偽り矛盾と 嘘をまとった 現実はとても残酷すぎて 二人はいつしか 幻だけを見ていた はかない夢から 覚めるみたいに 貴方がどんなに涙を 流してくれたとしても 祈りさえ聞く耳をもたない 願いさえ その意味を知らない 少しづつ声をも失くしてく 私は何処にもいない 生きるほど人は 波にのまれる 暗闇彷徨い 青い海に気づかない 突然愛から 覚めるみたいに 貴方が冷たく瞳を 閉じる日が来たとしても 生きるから 羽根などなくていい 歩くから 飛べなくてもいいの 触れないで ひとりで立てるから もう二度と探さないで 笑うから 慰めなんていらない 消えるから何もいらない 本当の私は何処かに いるの 手が届かない 生きるから 羽根などなくてもいいの 歩くから 飛べなくていい 新しい私は 生きられるはず 裸足のままで 必要ないのに空を仰いだ 幸せ偽り矛盾と 嘘をまとった