カサブランカ・ダンディ/沢田研二 ききわけのない 女の頬を ひとつふたつ はりたおして 背中を向けて 煙草をすえば それで何も いうことはない うれしい頃の ピアノのメロディー 苦しい顔で きかないふりして 男と女は 流れのままに パントマイムを 演じていたよ ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカの気障でいられた ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカの気障でいられた しゃべりが過ぎる 女の口を さめたキスで ふさぎながら 背中のジッパー つまんでおろす 他に何もすることはない 想い出ばかり 積み重ねても 明日を生きる 夢にはならない 男と女は 承知の上で つらい芝居を つづけていたよ ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男のやせがまん 粋に見えたよ ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男のやせがまん 粋に見えたよ ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカの気障でいられた ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカの気障でいられた