作曲 : なるかみちこ 作词 : 日山 尚 蒼い砂が、さらさらと零れ落ちていく 倒れた男の手に握られた砂時計は、 彼の命が残り僅かなことをも示していた その様はぼんやりとみつめながら、 男はただ重くなった瞼を閉じる 暗闇の向こうから、少女の声が呼びかけていた すぐそこからなのか、 それともずっと過去からなのか 遠い記憶が重なっていく それは、同じように死を背中に感じた まだ彼が少年だった頃の物語——