雨あがり たとえばここには愛すべき声があって あたしはそれすら守れなくて 五月雨 街を照らす黃昏 そう 隱した思い出に染まってる ’さよならだなんて夢ならいい’って 晴れない心模樣 雨なら止むってニュースが言ってる もう行かなくちゃ 大事な事ほど目に映らない法則 あたしはいまさら悔いたりして 色彩 移り行く紫陽花 まだ 記憶を憂鬱になぞってる あどけないままのあの日の愛を 忘れていいのかな 頰濡らす雫 亁いてゆく ほら行かなくちゃ 言葉を越えたつもりでいた あれは夢だった? 慣れた体溫を探してないよ もう行けるでしょう? ’さよならだなんて夢ならいい’って 晴れない心模樣 ふと飛び越えた水たまりに ほら 空の色 たとえばここには愛すべき声があって あたしはそれすた守れなくて 終わり