色濃(いろこ)い影(かげ)を作(つく)る太陽(たいよう)は高(たか)く 目(め)が眩(くら)むほどの空(そら) 地面(じめん)につけた耳(みみ)を澄(す)ませば 声(こえ)が聞(き)こえそうな気(き)がするのに 祈(いの)りの言葉(ことば)を持(も)たない私(わたし)は 毎年(まいとし)巡(めぐ)る今日(きょう)の日(ひ)に あなたからいちばん遠(とお)くなる 呼(よ)びかけたいのは 居(い)もしない神様(かみさま)じゃなくて ha ~~a むせかえるような花(はな)の匂(にお)いの中(なか)で 夕暮(ゆうぐ)れを待(ま)っていた 呼吸(こきゅう)は細(ほそ)く 指(ゆび)の先(さき)から 足(あし)の先(さき)もやがて地(ち)に交(まじ)わる 祈(いの)りの言葉(ことば)を持(も)たない私(わたし)は ほのかに暗(くら)い上(うえ)の中(なか) 懐(なつ)かしい気配(けはい)を求(もと)めてる こたえてほしいのは 居(い)もしない神様(かみさま)じゃなくて 祈(いの)りの言葉(ことば)を持(も)たない私(わたし)は 毎年(まいとし)巡(めぐ)る今日(きょう)の日(ひ)に あなたからいちばん遠(とお)くなる 呼(よ)びかけたいのは 居(い)もしない神様(かみさま)じゃなくて