「アラガイシモノ」 闇夜(やみよ)が嘲笑(あざわら)う 孤独(こどく)を噛(か)み締(し)めて 蠢(おごめ)く気配(きはい)と囁(ささや)く声(こえ) 抗(あらが)う術(すべ)だけ求(もと)めてまた さあ立(だ)ち向(む)かえと 今(いま)この手(て)で 解(と)き放(はな)つ衝動(しょうどう)は嘘(うそ)を 射抜(いぬ)いて 研(と)ぎ澄(す)ます確信(かくしん)に心(こころ) 裏返(うらがえ)し挑(いど)め 何処(どこ)まで繰(く)り返(かえ)す 絶望(ぜつぼう)からみ付(つ)き ざわめき戸惑(とまど)う記憶(きおく)の底(そこ) 蝕(むしば)む不安(ふあん)を打(う)ち消(け)しまた さあ立(だ)ち向(む)かへと 今(いま)この目(め)に 溢(あふ)れ出(だ)す憐憫(れんびん)の涙(なみだ) 振(ふ)り切(き)り 乱(みだ)された焦燥(しょうそう)に心(こころ) 覆(くつがえ)し挑(いど)め 切(き)り裂(さ)いた感情(かんじょう)にまかせ叫(さけ)んだ 千年(せんねん)の呪(のろ)いすら超(こ)えて その決意(けつい)と 壊(こわ)された現実(げんじつ)を高(たか)く掲(かか)げて 暴(あば)き出(だ)す約束(やくそく)の朝(あさ)へ 全(すべ)てを賭(か)けても 終わり