作曲 : 聖川 湧 作词 : 松井 由利夫 柳隠(がく)れの大川に 紅い灯りが 一二三(ひいふうみ) 水に零(こぼ)れて 揺ら揺らと ちょいと気になる 舟の中 銜(くわ)え煙管(きせる)のチョイト船頭(せんどう)さん 見張りは聢(しっか)り エー 頼んだよ 三味線(しゃみ)は二上(にあが)り 三下(さんさが)り 粋(いき)な音〆(ねじめ)が 一二三 唄に誘われ 河岸(かし)伝(づた)い 窓に影絵の 恋千鳥 野暮はおよしよ チョイト お兄さん 成り行き任せで エー いいじゃないか 情(なさ)け頬杖(ほおづえ) 酒しずく 洩(も)らす溜息(ためいき) 一二三 物の弾(はず)みと 言うけれど 胸に飛び火の 川開き 何故(なぜ)に逢わせた チョイト お月さん こうなりゃ後へは エー 引くもんか