[00:00.000] 作词 : たなかゆきを [00:01.000] 作曲 : 村沢良介 [00:17:00]「忠治!御用だ!御用だ! [00:19:00]御用だ、御用だ…」 [00:20:00]「喧しいやい、静かにしろい!義理と人情 [00:24:00]忘れたそんな奴らに我慢ができず、 [00:27:00]堪忍袋の緒を切った、男忠治の心意気、 [00:33:00]たっぷり見せてやらァ!」 [00:42:00]生まれ在所を 我が物顔に [00:56:00]渡る奴らは 許せねぇ [01:11:00]義理を表に 情けを裏に [01:17:00]侠客忠治が 赤城の山で [01:23:00]乗るか反るかの [01:30:00]乗るか反るかの 勝負する [01:48:00]「赤城の山も今宵を限り、生まれ故郷の [01:52:00]国定の村や縄張りを捨て [01:54:00]国を捨て、可愛い子分の手前(てめえ)たちとも [01:59:00]別れ別れになる首途(かどで)だ。 [02:02:50]…加賀の国の住人、小松五郎義兼が [02:06:00]鍛えた、業物(わざもの)。 [02:08:00]万年溜の雪水に浄(きよ)めて、 [02:10:50]俺には生涯手前という強ぇ味方が [02:16:00]あったのだ。」 [02:24:00]麓囲んだ 追手の灯り [02:38:00]守る俺達ァ 暴れ獅子 [02:51:50]灰になっても 親分子分 [02:58:00]七分飲み干す 赤城の地酒 [03:03:50]あとの三分は [03:12:00]あとの三分は 別れ酒 [03:30:00]「人の運命(さだめ)は五十歩百歩。 [03:34:00]咲くも花なら散るも花。 [03:37:40]長い草鞋(わらじ)も承知の上で、 [03:41:00]心の向くまま、足の向くまま、 [03:46:00]あても果てしもねぇ旅に発つのだ。」 [03:56:00]筋を通した この生き様も [04:10:00]今宵限りと 仁王立ち [04:23:50]小松五郎を 万年溜の [04:30:50]水に浄めりゃ 赤城の月が [04:36:00]うつす忠治の [04:44:00]うつす忠治の 旅姿 [05:03:00]「たとえ世間は変わろうと、 [05:06:00]忠治は忠治で生きていかァ。」