Period. 藤澤ノリマサ 偶然に見かけたんだ 終電の駅のホームで 見知らぬ人に寄り添って 笑ってた 幸せそうに 街並みも 人の心も 形を変えてゆくと わかっているのに 僕だけ 立ち止まったまま… 逢いたくて 瞳 閉じた そこには甘い物語が溢れる だけど もう君はいない 愛を語った あの日の二人はいない 人ごみへと消えてゆく 懐かしい後ろ姿が 想い出も 孤独でさえも 色褪せてゆくものと 思っていたのに 今でも 鮮やかなまま… 苦しくて 瞳 閉じた そこには甘い季節たちが流れる だけど もう君はいない 夢を語った あの日の二人はいない 胸の奥ずっと燻(くすぶ)っていた 愛の残り火 今 消えてゆくよ そっと 変わりゆく時のなかで 止まったままの心の時計が軋(きし)んで 刻み始めた 今を