遠くで聞こえる 僕を呼ぶ声 夢と現(うつつ)が溶け出す ――あの時両手を伸ばせたのなら―― 飲み込めずにただ 時に揺られ流される 彷徨うことさえ 赦(ゆる)されぬのなら 嵐に立ち 雨を飲んで しずく纏う花片(はなびら)になれ Messiah 透明な命を燃やして艶やかに綻(ほころ)ぶ花 壊れた心を染め上げて 誇り高く 舞い踊れ 季節に留(とど)まる固い蕾に あなたは光を教えた 閉ざした心の扉叩いて ひだまりの中で 僕の孤独を洗った 忘れてしまった 僕の色を その形を 取り戻そう 在りし日のまま Messiah 透明な命を奏でて鮮やかに乱れる花 あなたを失くした香りまで 漂わせて 咲け 遠くで聞こえる 僕を呼ぶ声 手繰り寄せてた いつでも 季節を忘れた青い蕾は あなたへと咲く Messiah 透明な命を燃やして艶やかに綻ぶ花 壊れた心を染め上げて 誇り高く 舞い踊れ