電車の窓から 懐かしい景色 急行を出跨いで 背中に温もり 今もあの町で 暮らしていますか あの砂利道ならし 帰っていますか 鼻歌交じり 子供とすれ違い 雨上がりの空 欅の匂い  夕暮れの風 髪に吹くませて 貴方の住み替え 届け出た 笑顔も涙も 遠くか住むけど あの小径のことは 忘れないでしょう 風の便りでは 元気でいるようで 私も元気さと 追い風に唄う 朝焼け夕焼け 全ての光は 貴方に思え出た あれは恋でした 微笑み尽くし 誰も痛め付き 静かに始まり 何時しか終わり 木漏れ日たちに よかった押されて 今はこの場所で 笑ってます 生まれて育った 町にも見ていた あの小径のことは 忘れないでしょう