[00:05.810]見えない夜の境界線を盗んで逃げた影法師 [00:11.520]蛍、飛んだ。 朝を置いて消えた [00:18.160]暫く続く雨空に 溜め息で少し逆らって [00:23.650]空っぽの喉を湿らせた [00:29.850]隠れようともせず ぽかり 浮かぶ月 [00:35.650]夜は終わったんだって [00:41.730]どうか思い知らせてくれないか [00:47.860]それは無理かなあ [00:54.500]恋をしたんだ この先もずっと [01:00.290]繋いで、繋いで! 切れてしまわぬ様に [01:06.570]髪に触れて 唇でもっと [01:12.420]憎らしい朝が来た [01:31.130]消えない朝の存在感を 浸って汚した影法師 [01:36.630]蛍とんだ 僕もそうすべきだ [01:43.290]見えない想いの輪郭線を [01:46.060]余計にかたどる街の灯を [01:48.720]恨めしげに睨み、どうなった [01:54.940]僕がいない明日雨が上がることを [02:00.700]君は知っている [02:06.990]僕がいない明日雲が晴れることを [02:13.120]君だけが知っている [02:19.480]恋をしたんだ あなたよりもっと [02:25.360]塞いで、塞いで! 見えてしまわぬ様に [02:31.560]髪に触れて その指でもっと [02:37.520]さようなら 言えなかった [03:03.150]君が手を振る先には [03:09.020]後悔もないような明日が [03:15.100]望み一つも叶えられない [03:23.100]情けなく頼りない夢 [04:03.620]恋をしたんだ 想うよりもそっと [04:09.690]願って叶った 望んだ明日が来た [04:15.980]指に触れた 舌先でそっと 味も無いままで [04:25.070]恋をしたんだ この先もずっと [04:30.620]繋いで、繋いで! 切れてしまわぬ様に [04:36.960]髪に触れて唇でもっと [04:42.760]誰もいない今日が来た [05:01.360]見えない夜の境界線を盗んで逃げた影法師 [05:06.980]蛍、飛んだ。 朝を置いて消えた