風がガラス戸を叩く夜は  身体の芯からさみしくて 懲りない恋なら なおさらに  抜けがら抱いて闇の中 帰りたいな 帰りたいよ  あんたと鴎島 あの頃に 帰りたい  東京はテレビで見ればいい 星もまばらな この町で  本当に生きてた死んでいた 塩鮭一切れ食べたほど  幸せ一つ拾ったか 情けないな 情けないな  笑ってしまうほど 恨んでも切なかろ  あの人が戻ってくるじゃなし 海が むかつく泣きつのる  吹雪は足元かけ抜ける 千年万年変わらない  憎んでみても夢の中 帰りたいな 帰りたいよ  あんたと鴎島 帰りたい逢いたいよ  東京もあんたも好きじゃない