昨日の夕日は どんなに赤くても 今日の影はつくらない 今日の影は どんなに長くても 明日には届かない 昨日に止まることも許されず 明日に忍び込むことも許されず ただ、ただ身の程知って 歌のひとつも歌います 悲しみ忘れた悲しさに 遠い夜汽車が鳴いている あゝ、悲しみ忘れた悲しさに 思わずお前を抱きしめる あゝ、悲しみ忘れた悲しさに 遠い明日を恨んでも 悲しみ忘れた悲しさに 恨みは俺に帰ってくる あゝ、悲しみ忘れた悲しさに 月の光を手に取ると 悲しみ忘れた悲しさに 小さな兎が跳ねてます あゝ、悲しみ忘れた悲しさに 空の青さが優しくて 悲しみ忘れた悲しさに 生きているのが恥ずかしい