作曲 : 上野義雄 作词 : Yumiyo 人は誰しもがそう パンドラの箱あけて 泣きながら産まれる 今はまだ旅の途中 あなたも 乾いた喉を少し 潤したのなら もう 誰にも見せはしない 鎧(プライド)も 今 捨てて眠りましょう この部屋は波打つ海の底 静かに溺れるあなたを 泡に変わって優しく包めたら… 消えてもいいのです 夜明けまでの人魚姫でいい 夢に見た足跡が幻でも その心まで包みこめたなら 不知火(しらぬい)の温もりが あなた照らしますように 折れた翼の鳥は 見守るだけの空に 羽ばたく時を待つ あなたもそう いつかまた飛び立つ たわい無い言葉より 少しの静寂でいい あなたの痛みなら そばにいる私にも下さい この部屋は砂漠の草原 柔らかに横たわるあなたを 真綿のように優しく包めたら… 風に吹かれます 夜明けまでは 産まれたままの涙さえ この胸に流せばいい その傷まで やがて癒えたなら 穏やかな小春日があなたに… その心まで包みこめたなら 不知火(しらぬい)の温もりが あなたを照らしますように