使い古したコーヒーカップ 柱(はしら)に残るちいさな傷(きず) いつもと何も変わらぬ朝 でも可是足りないものがひとつ 君はお空になりました さよならも言わないまま がらんとした部屋に置き去りの 僕の涙と ピアノ どんな夢をみていたの? いちばんだいじなものは何? 君が奏(かな)でた日々 想い 触れる鍵盤(けんばん)は 冷たい 黒い額縁(がくぶち)の中から 心配そうに 僕を見てる 君にもう一度会いたくて 習い始めた ピアノ どんな夢みていたの? いちばんだいじなひとは誰? 君が生きた日々 たどり 触れる想い出は あたたかい 耳を澄ませば聞こえるよ それはやさしい愛のうた 君は二度と戻らない でも僕は ひとりじゃない 遠い青空の上から 心配そうに 僕を見てる 大丈夫 笑って聴いててよ 僕のへたくそピアノ 大丈夫 笑って聴いててよ いつか会えるその日まで