淋(さび)しさに戦(たたか)う夜(よる)には 誰(だれ)かの声(こえ)が聽(き)きたくて 手帳(てちょ)を見(み)ても誰(だれ)にも電話(でんわ)するところがないし なんとなくテレビをつけても むなしい気持(きも)ちが広(ひろ)がって 誰(だれ)かにたった一人(ひとり)でいいから いつも気(き)にかけていてほしい そんな夜(よる)はお風呂(ふろ)にひざをかかえて入(はい)り 色々(いろいろ)な事(こと)を 子供(こども)の時(とき)の事(こと)や 学生(がくせい)時代(じだい)の事(こと) そして昔(むかし)好(す)きだった あの人(ひと)の事(こと)を思(おも)い出(だ)す そうしているうちに眠(ねむ)りが やさしく私(わたし)を誘(さそ)う ねぇ、友達(ともだち)に 裏切(うらぎ)られた事(こと)ってない? 土足(どそく)で心(こころ)に踏(ふ)みこんだこと きって気(き)づいてない だから昔(むかし)好(す)きだった あの人(ひと)の事(こと)を思(おも)い出(だ)す そうしているうちに眠(ねむ)りが やさしく私(わたし)を誘(さそ)う 眠(ねむ)れる事(こと)が嬉(うれ)しい 時計(とき)が遠くで聞(き)こえる