作曲 : 伊藤心太郎 作词 : 秋元康 テレビのニュースで 繰(ふ)り返(かえ)し伝(つた)えてた 一発(いっぱつ)の銃弾(じゅうだん)が 正義(せいぎ) 奪(うば)ったこと 平和(へいわ)を叫(さけ)んだ デモ隊(たい)の中で倒(たお)れた 勇気(ゆうき)あるその人(ひと)は 何(なに)を信(しん)じていたのか? 海(うみ)の向(む)こうの世界(せかい)で 愛が壊(こわ)れ始めてる そこに流(なが)れた涙(なみだ)が 波(なみ)になり近(ちか)づく 僕たちは目撃者(もくげきしゃ) 決(け)して 目を逸(そ)らしはしない 生々(なまなま)しい悲(かな)しみと 隠(いん)ぺいされた真実(しんじつ) 僕たちは目撃者(もくげきしゃ) 悲劇(ひげき)を終(お)わりにはしない この胸(むね)に焼(や)き付(つ)けて 時代(じだい)の過(あやま)ち 語(かた)り続(つづ)ける 生(い)き証人(しょうにん)になろう 古(ふる)びた教会(きょうかい) 俯(うつむ)いた人々(ひとびと)が 灯(とも)されたロウソクに 祈(いの)り捧(ささ)げている 我(わ)が子(こ)を亡(な)くした 母親(ははおや)は崩(くず)れるように 声(こえ)もなく泣(な)きながら 誰(だれ)を責(せ)めているのだろう? 今日(きょう)も世界(せかい)のどこかで 愛が忘(わす)れられてゆく 遠(とお)いかすかな記憶(きおく)は 微笑(ほほえみ)とぬくもり ちっぽけな目撃者(もくげきしゃ) 取(と)るに足(た)らない存在(そんざい)でも 目の前の偽(いつわ)りを 見過(みす)ごすわけにゆかない ちっぽけな目撃者(もくげきしゃ) 武器(ぶき)を持(も)たない市民(しみん)でも 道(みち)の上 寝転(ねころ)んで 愚(おろ)かな国(くに)から自由(じゆう)を守(まも)る 怒(いか)りを思い出(だ)そう 僕たちは目撃者(もくげきしゃ) 決(け)して 目を逸(そ)らしはしない 今 起(お)きた出来事(できごと)を 誰かにちゃんと伝(つた)えよう 僕たちは目撃者(もくげきしゃ) 悲劇(ひげき)を終(お)わりにはしない この痛(いた)み 残(のこ)したい 歴史(れきし)の1(いち)ページ 破(やぶ)ることなく NOと言い続(つづ)けよう