氷(こおり)の底(そこ)に沈(しず)み続(つづ)けて 悲(かな)しい背中(せなか)に触(ふ)れた 地上(ちじょう)の影(かげ)が引(ひ)き寄(よ)せるから 飛(と)べないままでいるだけ 誰(だれ)もが自(みずか)らを犠牲(ぎせい)にすることが出来(でき)たら 私(わたし)の幻(まぼろし)はこの世界(せかい)を許(ゆる)せたの 鈍(にぶ)く錆(さ)びついた海(うみ)の中(なか)で揺(ゆ)れている 理想(りそう)の私(わたし)の姿(すがた)が 早(はや)く此処(ここ)から出(だ)して欲(ほ)しいと叫(さけ)んでいる 黒(くろ)く塗(ぬ)りつぶした絵画(かいが) それでも鼓動(こどう)が消(け)せない 「Somnium」 作曲.編曲:SYU 浮上(ふじょう)していく夢(ゆめ)を見(み)ている 届(とど)かない月(つき)に焼(や)かれ 私(わたし)は一人、彫刻(ちょうこく)になる 永遠(えいえん)に繋(つな)がれ 選(えら)べと並(なら)べられ指(ゆび)を絡(から)め全(すべ)てを重(かさ)ね 噛(か)み合(あ)う部分(ぶぶん)からなくしていく空(むな)しさに 踊(おど)る傀儡子(くぐつ)のような笑顔(えがお)が怖(こわ)いから 砕(くだ)いた仮面(かめん)を集(あつ)めて 誰(だれ)が私(わたし)の声(こえ)を救(すく)ってくれただろう ヒトの形(かたち)でいられない 鎮(しず)めて切(き)り裂(さ)く衝動(しょうどう) 鈍(にぶ)く錆(さ)びついた海(うみ)の中(なか)で揺(ゆ)れている 理想(りそう)の私(わたし)の姿(すがた)が 早(はや)く此処(ここ)から出(だ)して欲(ほ)しいと叫(さけ)ぶけど 重(おも)さが増(ま)していくばかりで 何処(どこ)へも行(い)けない体(からだ)、泣(な)いている 埋(うず)めて脈打(みゃくう)つ片腕(かたうで) 止(と)まらない心(こころ)殺(ころ)して 終わり