「赫い涙の旋律は流れ」 作曲.編曲:黒瀬圭亮 『あたしが大事(だいじ)』だと 皆(みな)思(おも)ってるから 上手(うま)く渡(わた)り歩(ある)く術(すべ)は 誰(だれ)も教(おし)えてくれはしないの 『裏切(うらぎ)り者(もの)』なんて至極(しごく)の褒(ほ)め言葉(ことば) 綺麗(きれい)な薔薇(ばら)には棘(とげ)がある そんなことも知(し)らないのかしら? 誘(さそ)って 少(すこ)しだけあげる愛(あい) 形(かたち)が無(な)くても値段(ねだん)は付(つ)けれる 次(つぎ)は誰(だれ)が手(て)にするの--- 赫(あか)い瞳(ひとみ)に宿(やど)るのは哀(かな)しみばかり 今更(いまさら)天使(てんし)には戻(もど)れない だから 黒(くろ)い羽(はね)広(ひろ)げ 堕(お)ちるだけ堕(お)ちて 魔女(まじょ)になるのも悪(わる)くは無(な)い…そうでしょ? 『あたしが大事(だいじ)』だと 皆(みな)語(かた)るわりのは 愛(あい)してるのは傷(きず)と孤独(こどく) 誰(だれ)も救(すく)ってくれはしないの 『裏切(うらぎ)り者(もの)』という名前(なまえ)が付(つ)いた日(ひ)に 全(すべ)ての扉(とびら)は閉(と)ざされた そんな気(き)がして逃(に)げ出(だ)したんだ? 悟(さと)って 少(すこ)しだけ哂(わら)ってみて 形(かたち)が無(な)いから信(しん)じられないの 次(つぎ)は誰(だれ)が爪(つめ)を出(だ)す--- 赫(あか)い瞳(ひとみ)に宿(やど)るのは切(せつ)なさばかり 今更(いまさら)天使(てんし)には戻(もど)れない だから 堕(お)ちるだけ堕(お)ちて名(な)を馳(は)せるのも麗(うるわ)し 魔女(まじょ)になるのもいいわ… 『罪(つみ)無(な)き所(ところ)に冤罪(えんざい)を与(あた)えるは』 『障(さわ)らぬ場所(ばしょ)からの干渉(かんしょう)』 『あたしが大事(だいじ)』と語(かた)りし 魔女(まじょ)がまた一人(ひとり)生(う)まれた--- 終わり